「オイルは肌に悪い」「べたつくし、酸化してくすむ」——。
そんな強い思い込みを持っていた私が、いまでは“肌を育てるオイル”を開発し、多くの方にお届けしています。
なぜ考えが変わったのか? なぜマルチオイルを作ることになったのか?
そして、オイルを本当に肌の味方にするために大切な“使い方”とは——。
実体験を交えながら、私の「オイルと肌の歩み」をお話しします。
目次
1. オイル反対派だった私が、なぜオイルを作ったのか
「オイルだけは絶対に使いたくない」
フルピュアを立ち上げた当初の私は、そう強く思っていました。
実際、12年前に発売し始めたフルピュア洗顔保湿ローション(当時はフェイスウォッシュローション)の頃、
私自身の肌はひどく乾燥していて、ローションに1滴だけオイルを足して使っていました。
しかし、実技講座で目にしたのは、トリートメントでオイルを扱っていた受講生の手が、
使い続けるうちに赤くなり、硬くなり、炎症まで起こしてしまったという衝撃的な光景。
さらに、知人のエステティシャンからも、長年のオイル施術で手が荒れてしまったという話を聞き、
「オイル=肌に優しい」という認識が崩れていきました。
そんな体験を経て、私は「オイルは肌に悪いのでは?」という強い疑念を持つようになりました。

2. ホリスティックな学びと、現場での気づき
その後、アーユルヴェーダや中医学、経絡理論などのホリスティック美容理論を学び、肌や髪を“内側から整える”という視点を大切にしてきました。
また、某ホテルのエステサロンのメニュー開発や運営に関わる中で、あえてオイルを使わず、フルボ酸ジェルを用いた施術を導入した経験もあります。
これらの経験は、後にマルチオイルを開発する際に、「どんなオイルを選ぶか」「どんな肌質にどう響くか」といった視点を持つうえで大きな助けとなりました。

3. よくある誤解:オイルの“べたつき”と“酸化”について
「オイルは肌に悪い」と感じる方は少なくありません。実際、その背景にはいくつかの理由があります。
✔ オイルで“べたつく”のは…
→ 肌質や使い方によるもの。皮脂が多い肌やオイルのつけすぎで重たく感じることもあります。
✔ “酸化して肌がくすむ”のは…
→ 酸化しやすいオイルを長期間使用・保管した場合に起こりえます。
酸化したオイルは肌に刺激やダメージを与えることもあります。
✔ 肌に合うオイルとは?
→ モリンガオイルやホホバオイルなど、酸化安定性が高く肌なじみの良いものが◎。
また、精油の量・種類によっては刺激になるため、敏感肌の方は注意が必要です。
💡つまり、“オイルが悪い”のではなく、“選び方と使い方”がすべて。
適切なオイルを、肌に合った量・順番で使うことができれば、肌の保湿・バリア機能を支える強い味方になります。
✅ フルピュアのマルチオイルは
・酸化しにくい植物オイルを厳選
・精油は最小限に
・界面活性剤・防腐剤・乳化剤フリー
という配合バランスで、「オイル=肌に悪い」という不安をひとつずつ払拭して作られました。
4. 肌に本当に必要なのは、そっと寄り添う“選ばれたオイル”
40代になって肌が敏感になった私は、スキンケアを根本から見直しました。
すると、「ただ塗る・補う」よりも「整える・育てる」ケアのほうが、肌が安定することに気づいたのです。
とはいえ、水分だけでは物足りない日もあります。
そんなとき、信頼できるオイルがあれば、肌の回復力を支えてくれるのでは——。
そう思い、本当に必要なものだけを詰め込んだ“肌を育てるためのオイル”を開発することにしました。

5. 肌を育てるマルチオイル、3つのこだわり
フルピュア マルチオイルには、「肌に負担をかけず、毎日使える」ことを第一に考えた設計が詰まっています。
やさしさと機能性の両立を実現した、肌を育てるオイルです。
◎ 酸化に強い植物オイルで、肌にやさしく長持ち
スキンケアに使うオイルの質は、肌への効果だけでなく安全性にも直結します。
とくに重要なのが「酸化のしにくさ」。酸化したオイルは、肌に刺激を与えたり、くすみや肌荒れの原因になることも。
フルピュアでは、酸化に非常に強く、長期間安定するオイルを厳選。
その目安になるのが「IOB値(Iodine Oxygen Balance)」という指標。IOB値が低いほど、酸化しにくいオイルとされています。
マルチオイルに使用しているオイルの例:
シュガースクワラン(IOB値:0)
サトウキビ由来。非常に酸化に強く、軽やかで肌なじみが良く、マルチオイルの主成分です。
モリンガオイル(IOB値:0.02〜0.05)
「奇跡の木」とも呼ばれるモリンガの種子から抽出。抗酸化力に優れ、保湿力も抜群です。
メドウフォーム油(IOB値:0.01〜0.03)
さらりとした使用感と高い保湿力を両立。安定性が高く、長時間肌を守ってくれます。

◎ 精油は控えめに、植物エキスでやさしい香りと機能性を
香りの主成分としては、フランキンセンス精油をごく少量だけ使用。
精油の強い刺激を避けながら、心を落ち着ける穏やかな香りを演出しています。
さらに、香りや肌効果のために次の植物エキスを配合:
キンモクセイ・ローズマリー葉エキス
やわらかな芳香と抗酸化サポート。

ユキノシタ・カレンデュラ・ドクダミエキス
肌荒れを防ぎ、健やかな肌バランスを保つ日本の伝統植物由来成分です。

◎ 肌フローラを守る処方。防腐剤・界面活性剤・乳化剤フリー
敏感肌やゆらぎ肌の方にも安心して使っていただけるように、防腐剤・界面活性剤・乳化剤は完全不使用。
さらに、肌の常在菌バランス(肌フローラ)を整えるために、乳酸菌(EC-12株)とフルボ酸を配合しました。
肌のバリア機能を乱さず、本来の“育つ力”を引き出すための処方です。
◎ 信頼できる原料会社からの仕入れと、小ロット生産へのこだわり
フルピュアのマルチオイルは、国内外の信頼できる原料メーカーから直接仕入れた、厳選した植物オイルのみを使用しています。
また、大量生産は行わず、小ロットでの製造を徹底することで、鮮度と品質を保ち、一つひとつの製品に目が行き届く体制を大切にしています
6. 肌が喜ぶ、マルチオイルの正しい使い方
マルチオイルはその名の通り、顔・髪・頭皮・ボディすべてに使える万能オイルです。
とくにスキンケアでの使い方は“順番”が大切です。
【基本のステップ】
- フルピュア洗顔保湿ローションで肌をうるおし整える
- 水分が肌に残っているうちに、マルチオイルを1滴なじませる
- 手のひらで顔を包み、やさしくハンドプレス
この順番で使うと、水分と油分のバランスが整い、肌のバリア機能が高まります。

【髪や頭皮への使い方】
タオルドライ後、毛先や乾燥が気になる部分に1〜2滴
頭皮ケアには、フルピュア洗顔保湿ローションをなじませた後、マルチオイルを数滴なじませてマッサージ後洗い流す
乾燥や紫外線、エアコンによるダメージケアにもおすすめです。

【濃いメイクをした日の落とし方】
マルチオイルはクレンジング剤を含みませんが、肌にやさしくメイクを落とし、乾燥を防ぐケアとして好評です。
特別な日や撮影時など、しっかりメイクをした日は以下の手順で:
- 手にマルチオイルを2〜3滴とり、メイク部分になじませる
- ティッシュで軽く押さえてメイクを浮かせる
- フルピュア クリアソープで泡洗顔
メイク残りが気になる方は、水で湿らせたコットンで軽く拭き取り、メイクが残っていないか確認してください。
7. “守る”だけじゃなく“育てる”ケアへ
「与える」だけのスキンケアでは、肌は甘えてしまう。
でも、「整える」だけでは、満たされない。
だからこそ、フルピュアのマルチオイルは、
“守る”と“育てる”のちょうど真ん中にある存在でありたいと考えています。
べたつかず、肌になじみ、重ねても重くならない。
だけど、乾燥からはしっかり守ってくれる。
そんなオイルを探していた方にこそ、ぜひ一度使ってみていただきたいと思っています。

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