【ケイ素って何?】
ミネラル入りの水で
最近出回っている『ケイ素水』
人体にも植物にも
必須の微量ミネラルとして
名前があがりますが
そもそもケイ素って何???
とりあえずググって
基礎情報だけとりあげてみると……
・けい素(silicon)
・原子番号:14 / 元素記号:Si
と出ています。
けい素という和名より
『シリコン』
の方が分かりやすそう
シリコンという言葉からなら
「あのゴムみたいな素材?」
「パットにも使われているね」
「トリートメント剤にも入ってる」
などなど、
身近な素材に例えられそうです。
それに少し加えると
「半導体にも使われる物質だよね」
という会話にも発展しそうな
本当に現代社会に必要不可欠な素材なようです。
で、そんなけい素ですが、
実際に私たちにどんな効果をもたらしているかと言うと……
『骨芽細胞のミトコンドリアに偏在して
コラーゲンによる結合組織や骨基盤の形成に大きな役割
を果たしている』
とのことです。
さらにケイ素が不足すると、
『皮膚や肌荒れ、脱毛、爪がもろくなる』
という美容的疾患も引き起こすとか。
ふむふむ、
これは大事なミネラルですね。
とくに途中で出現したキーワード
「コラーゲン」
に目が行く女子は多いはず。
この言葉を聞いた瞬間に
「じゃあ、たくさん摂取せねば」
と思うのが
現代人女子の悪い癖。
何事も良いモノを沢山取り入れれば
良いというものではありません。
実際、間違った使い方をすると
美容の味方になるどころか
最大の敵に変貌しかねないからです。
【コラーゲンを駆逐するけい素】
トリートメント剤の中にも
「シリコン配合」
という商品があったりします。
そもそもシリコンは
薄い保護膜みたいな役割を果たしているので
髪に馴染ますと髪の毛がコーティングされ
まとまりやすくなる効果があります。
ようするに
サラサラヘアですね。
よって『髪の毛』にとっては良い感じなのですが、
問題はトリートメント剤を洗い流した後です。
シャワーで髪の毛をすすぎ、
頭からお肌へとトリートメント剤の
残留物が流れ落ちて着た時に
事件が勃発します。
なんと、
お肌までもコーティングしてしまうので
肌上の毛穴を塞ぎ
正常なターンオーバーを阻害してしまうのです。
お肌のターンオーバーが不規則になると
最下層の真皮でつくられているコラーゲン生成サイクルも
弊害を受けます。
最悪、
コラーゲンが作れなくなることに。。
つまり、
コラーゲン生成に欠かせないケイ素がコラーゲンの敵、
しいては美容の敵になる瞬間です。
どんなに良い成分も
使い方を間違えるだけで
逆効果になりそうです。
【穂垂れはケイ素不足?】
以前、農家の方にお会いした時、
こんな話をしたことがありました。
それは秋の収穫直前。
一面に金色の稲穂が
たわわに実った田んぼでのことです。
私
「スゴイ!元気に稲穂が実ってますね]
農家の方
「いんや、こりゃ例年より収穫見込めそうもないさね」
私
「でも、特に病気の稲穂は見当たらないですよ」
農家の方
「穂ダレが多すぎるんさ」
私
「穂ダレ、沢山実が付いている証拠じゃないんですか?」
農家の方
「実が付いていても元気ならここまで茎が曲がらんさね。こりゃけい素不足さ」
とどのつまり、
私が穂ダレと思っていたのは、
単純にケイ素不足のために
稲穂が曲がっていたという話でした。
けい素って
稲穂の成長にも影響しているんですね。