はじめに

フルボ酸について調べていると、

化粧品、シャンプー、原液飲料、サプリメントなど、

さまざまな商品が見つかります。

では、フルボ酸は毎日の生活にどのように取り入れたらよいのでしょうか。

私は15年以上、フルボ酸と向き合いながら、現在もスキンケア、ヘアケア、インナーケアの商品開発に携わっています。

そして今も、自分自身の生活の中で毎日フルボ酸を取り入れています。

その理由は、私自身、この素材は毎日の生活の中で取り入れ続ける価値があると感じているからです。

しかし私は、フルボ酸だけを取り入れれば十分だとは考えていません。

美容や健康は、一つの成分だけで決まるものではないからです。

毎日の食事。

胃で始まる消化から、栄養を受け取り、体の中で活かすまでの一連の流れ。

ミネラル。

睡眠。

そしてスキンケア。

それぞれがつながり合うことで、はじめて肌や体の健やかさにつながると私は考えています。

このコラムでは、15年以上フルボ酸と向き合う中で私が辿り着いた「受け取る力」という考え方と、毎日の生活の中で実践している習慣をご紹介します。

 

1. 私が考えるフルボ酸との付き合い方

私は、フルボ酸だけで美容や健康が決まるとは考えていません。

化粧品だけでも、サプリメントだけでも、人は変わりません。

美容は毎日の積み重ねです。

食事。睡眠。運動。そしてスキンケア。

その一つひとつを大切にする中で、私は15年以上研究を続けてきたフルボ酸を毎日の習慣として取り入れています。

 

2. 私が一番大切にしている「受け取る力」

フルボ酸と向き合う中で、以前にも増して大切だと感じていることがあります。

それは、「受け取る力」です。

どんなに良い食事をしても、どんなに良い成分を取り入れても、

体が受け入れなければ、その力を十分に活かすことはできません。

私は、胃での消化、小腸での吸収、さらに体の中で栄養を活かすところまでを含めた

「受け取る力」をとても大切にしています。

食べたものは、まず胃で消化が始まり、その後、小腸で多くの栄養が吸収されます。

吸収された栄養は門脈を通って肝臓へ運ばれ、

体が利用しやすい形に加工・貯蔵され、必要に応じて全身へ届けられます。

つまり大切なのは、「何を食べるか」だけではなく、

「きちんと消化し、受け取り、体の中で活かせるか」

ということだと私は考えています。

 

《私自身の経験》

私自身、重度の鉄欠乏性貧血になったことがあります。

ある日、坂道を上ることさえ苦しくなるほど息切れが続き、病院で検査を受けたところ、重度の鉄欠乏性貧血と診断されました。

当時の私は、栄養学の本で「貧血には肉が良い」と学び、動物性食品に含まれる鉄は比較的利用されやすいと考え、意識して肉を食べるようにしていました。

フルボ酸も毎日の習慣として取り入れていました。

それでも、私は重度の貧血になりました。

その後の検査で、子宮筋腫による大量出血が大きな原因であることが分かりました。

一方で、当時はコーヒーも毎日何杯も飲んでいました。

現在では、鉄の利用は食事の内容だけでなく、飲み合わせや胃腸の状態、体調など、さまざまな要因の影響を受けることが知られています。

もちろん、私の貧血が一つの原因だけで起こったとは考えていません。

しかし、この経験を通して私が強く感じたのは、

「体に良いと言われるものを取り入れること」と、

「その栄養を体がきちんと受け取り、活かすこと」は、

必ずしも同じではない。

ということでした。

この経験が、今の私の「受け取る力」という考え方につながっています。

300年以上前に書かれた健康書『養生訓』(1713年・貝原益軒 著)にも、健康を保つためには胃腸を大切にすることが基本であると繰り返し書かれています。

また、日本のように湿気が多い環境では、胃腸をいたわることが大切だという考え方も紹介されています。

約300年前に書かれた本ですが、胃腸を大切にするという考え方は、私が大切にしている「受け取る力」という考え方とも通じるものがあると感じています。

最近は「腸活」という言葉をよく耳にします。

もちろん、腸内環境を整えることは大切です。

ただ私は、腸だけではなく、胃で始まる消化から、小腸での吸収、さらに体の中で栄養を活かすところまでを含めた「受け取る力」も同じくらい大切だと考えています。

もちろん、年齢を重ねても、お肉を食べても胃もたれしない方もいます。

体質や遺伝的な違いもあるでしょう。

でんぷんや乳糖の分解には遺伝的な個人差があることが知られており、たんぱく質や脂質の消化も、年齢や体調、胃腸の状態など、さまざまな影響を受けます。

だから私は、

「誰かに良い食事」が、必ずしも「自分に合う食事」とは限らない。

と思っています。

大切なのは、流行の食事法をそのまま取り入れることではなく、自分の体の声にも耳を傾けることです。

腹八分目で満足できるか。

食後に胃が重くならないか。

翌朝、気持ちよく目覚められるか。

そんな毎日の小さな体からのサインを観察することも、「受け取る力」を育てるための大切な習慣だと私は考えています。

 

3. 毎朝続けている「だし習慣」

そんな考えから、私が毎朝続けている習慣があります。

切り干し大根、いりこ、鰹節、椎茸、米麹を粉末にした出汁に、

液体昆布出汁、乾燥わかめ、乾燥めかぶ、味噌を加えた一杯です。

朝起きたばかりの胃でも受け入れやすく、

私にとっては一日の始まりに欠かせない習慣になっています。

また、魚介や海藻など、さまざまな食材を組み合わせることで、

一つの食品だけに頼らず、毎日の食事から幅広いミネラルを取り入れることも意識しています。

もちろん、これがすべての人に合うとは思っていません。

人によっては、おかゆやお茶漬けのような、

より消化しやすい食事の方が合うこともあるでしょう。

大切なのは、「これが正解」という食事を探すことではなく、

自分の体が受け取りやすい食事を見つけることだと私は考えています。

私にとっては、この出汁習慣が、毎日無理なく続けられ、胃に負担が少ないと感じている食事です。

私はこの習慣を続ける中で、以前は毎日保湿しなければ乾燥していた足の裏が、

何も塗らなくても気にならなくなりました。

夫も、かかとのひび割れが以前より目立たなくなっています。

もちろん、これは私たち夫婦の体感であり、原因を特定できるものではありません。

それでも私は、胃腸に負担をかけにくい食事を続けることが、

体全体の健康状態にもつながっているのではないかと感じています。

 

4. 帰宅後のトマトジュース習慣

朝は出汁。

そして帰宅後には、もう一つ続けている習慣があります。

トマトジュース、またはトマトベースの野菜ジュースに、オリーブオイルとフルボ酸を加えて飲むことです。

私がトマトを選ぶ理由は、リコピンを毎日無理なく取り入れたいからです。

肌は毎日、紫外線を浴びています。

紫外線によって起こる炎症は肌を守るために必要な反応ですが、その反応が長引くことは、シミなどの肌悩みにも関わると考えられています。

私は毎日の紫外線対策は、日焼け止めなどの外側からのケアだけではなく、食事も大切な要素の一つだと考えています。

そのため、毎日の食生活の中でリコピンを意識して取り入れています。

また、リコピンは脂溶性成分なので、私はオリーブオイルを少量加えています。

小腹が空いたときには、お菓子やコーヒーの代わりに飲むこともあります。

 

5. フルボ酸を毎日の習慣として取り入れるときに意識していること

私たちが取り扱っているユタ州由来のフルボ酸には、分析では70種類以上の微量元素を含むミネラルが確認されています。

しかし私は、フルボ酸だけで必要なミネラルを十分に補えるとは考えていません。

まずは毎日の食事から、

魚、肉、野菜、海藻、出汁、味噌など、

さまざまな食材を取り入れることが基本だと考えています。

その上で、15年以上向き合ってきたフルボ酸を毎日の習慣として取り入れています。

私にとってフルボ酸は、一つの栄養素というよりも、

毎日の食事を大切にするという考え方とともにある素材です。

また、私が大切にしているのは、

「フルボ酸を飲むこと」だけではなく、「受け取りやすい環境を整えること」です。

例えば、私はフルボ酸を飲むタイミングと、コーヒーを飲む時間をずらすよう意識しています。

コーヒーやお茶に含まれる成分は、食事の内容によっては鉄など一部のミネラルの利用に影響を与えることが知られています。

もちろん、「フルボ酸はカフェインと一緒に飲まない方がよい」という十分な研究結果があるわけではありません。

これは、「せっかく取り入れるなら、食事から摂った栄養を少しでも活かしやすい環境を意識したい」

という、私自身の考え方です。

そして、毎日飲み続けていて、もう一つ興味深く感じていることがあります。

それは、同じフルボ酸でも、その日によって味の感じ方が変わることがあるということです。

ある日はまろやかに感じたり、ある日は酸味を強く感じたりすることがあります。

もちろん、その理由を特定できるわけではありません。

体調や食事の内容、その日のコンディションなど、さまざまな要因が関係しているのかもしれません。

だから私は、その味の変化を「良い・悪い」と判断するのではなく、

「今日はどんな状態なのだろう。」

と、自分の体に目を向けるきっかけの一つとして受け止めています。

私にとってフルボ酸は、栄養を補うためだけのものではありません。

毎日の食事を大切にし、体からのサインに耳を傾け、自分の体と対話する。

そんな習慣を支えてくれる存在でもあります。

 

6. FULL PURE(フルピュア)とMineral Jewel(ミネラルジュエル)の考え方

私は、スキンケアとインナーケアを別々には考えていません。

肌は、体の状態を映す一つのサインです。

だから、外側も、内側も、同じ考え方で向き合いたい。

その思いから、二つのブランドが生まれました。

 

■FULL PURE(フルピュア)

肌と対話する。

乾燥の悩みから生まれた、

「残さない美容」

という考え方を大切にしています。

 

■Mineral Jewel(ミネラルジュエル)

体と対話する。

毎日の味の変化も、体からのサイン。

毎日の食事を大切にしながら、

自分の体と向き合う習慣を支えたい。

そんな思いを込めています。

外側と内側の両方から、

「残さない美容」

を支えること。

それが、私たちが目指しているものづくりです。

 

7. 開発者より

15年以上フルボ酸と向き合い、商品開発を続けてきて、私がたどり着いた答えがあります。

それは、「何を摂るか」だけではなく、「受け取れる体を整えること」が大切だということです。

もちろん、フルボ酸も毎日の習慣として取り入れています。

しかし、それだけで美容や健康が決まるとは考えていません。

私が目指しているのは、肌だけを見る美容ではありません。

食べたものを受け取り、体の中で活かし、必要な場所へ届ける。

そして、肌が本来持っている力を邪魔しないこと。

その一つひとつがつながって、はじめて肌や髪、そして体全体の健やかさにつながるのではないかと考えています。

だから私は、毎日の食事で胃から始まる消化から、栄養を受け取り、体の中で活かすまでの流れを大切に考えています。また、フルボ酸も、その考え方の中で毎日の習慣として取り入れています。

この考え方は、15年以上フルボ酸と向き合い、商品開発を続ける中で少しずつ形になってきた、私自身の美容の土台です。

だから私は、肌だけを見るのではなく、体全体と向き合う美容を、これからも大切にしていきたいと思っています。

 

8. まとめ

このコラムで私がお伝えしたかったのは、

「何を摂るか」だけではなく、「どう受け取り、どう活かすか」が大切だということです。

私は長年、フルボ酸という成分を扱ってきたからこそ、フルボ酸だけで美容や健康が決まるとは考えていません。

毎日の食事。

胃で始まる消化から、栄養を受け取り、体の中で活かすまでの流れ。

睡眠。

そして、肌を必要以上に邪魔しないスキンケア。

その一つひとつが積み重なって、肌や髪、体全体の健やかさにつながるのではないかと考えています。

FULL PURE(フルピュア)は、「肌と対話する。」

Mineral Jewel(ミネラルジュエル)は、「体と対話する。」

この二つのブランドは違うものではなく、

外側と内側の両方から、一人ひとりが自分の体と向き合うためのブランドです。

15年以上フルボ酸と向き合う中で辿り着いたこの考え方を、これからも商品づくりや情報発信を通してお伝えしていきたいと思っています。

 

《執筆者》 飛田和 陽子(化粧品開発者)

15年以上、フルボ酸と向き合いながら、スキンケア・ヘアケア・インナーケアの商品開発を続けています。

現在もサロンや美容室、自社ブランドの商品づくりに携わり、自らも毎日の生活の中でフルボ酸を取り入れています。

このコラムでは、商品開発の経験と、自分自身が実践してきたことを交えながら、肌と体の両方から考える美容をお伝えしています。

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